ゴルフ業界に関連する仕事34選、就職・転職する方法6つとは？

本記事では、ゴルフ業界に転職・就職する方法、ゴルフに関連した仕事、仕事別ゴルフ業界の年収などをまとめています。

ゴルフ業界は魅力の多い反面、デメリットなども存在します。

記事の前半ではゴルフに関する仕事34選、後半ではゴルフに関する仕事に就職・転職する方法とコツを紹介します。

ゴルフに関する仕事について、網羅的に知りたい方は順に読み進めてください。

ゴルフに関係する仕事34選【プロ・アマ全て網羅】

それでは、順に紹介していきます。

トーナメントプレイヤー

ツアーに参加して、賞金やスポンサーなどの収入で生計を立てるプロゴルファー。

PGA（公益社団法人日本プロゴルフ協会）のプロテストに合格すると認定資格を取得できます。

トーナメント出場には、いくつか条件があり、すぐにプロゴルファーとして活躍するのは難しいでしょう。

ゴルフの技術はもちろん、精神的な強さも求められます。

試合出場にも経費がかかり、賞金ランキングが低い場合は赤字になる場合も。

ツアーに参加しながら、ティーチングプロとして指導を行う方もいます。

上位選手は賞金やスポンサー収入などで高収入も見込めますが、競争の激しい世界でトップに立てる人はほんの一握りです。

ティーチングプロ

ゴルフを教えることでお金をもらう職業です。

協会主催のティーチングプロの資格試験に合格して、認定を受けることでお墨付きに。

主にPGA（公益社団法人日本プロゴルフ協会）認定のスクールに所属して、指導や活動を行います。

受講者選定審査に合格すると、B級会員資格を付与され、講習を重ねて上位資格のA級会員の資格を取得できます。

女子選手は、LPGA（一般社団法人日本女子プロゴルフ協会）が管轄となり、同様の手順を踏んでティーチングプロに。

ゴルフの指導能力や、幅広い知識などが求められます。

知名度があるティーチングプロは、指導のかたわら、レッスン書籍やDVDを出版して収入を得ていることも。

ゴルフスクールのインストラクター

ゴルフスクールで、インストラクターとして生徒を指導します。

レッスンを通じて、生徒の技術向上、目標達成をサポートするのが主な仕事。

就職先は主に4つ。練習場（打ちっぱなし）、ゴルフ場、専門スタジオ、スポーツジムが多いです。

必須資格はなく、所持で優遇されたりることはありません。

しかし、会社により有資格者のみの募集もあります。

スコアの上下はあまり関係なく、ラウンドレッスンの場合、ある程度の技量が必要です。

スクールの運営会社に入社すると、最初に研修などがある場合も。

会社のホームページや求人サイトで募集しているケースが多いので、以下を確認してみてくださいね。

独立してフリーランスで働くことも可能です。

プロキャディ（帯同キャディ）

プロにつくキャディにはプロキャディ、ハウスキャディと種類があります。

プロキャディは、プロゴルファーのパートナー的な立場で、トーナメントに一緒に出場します。

特别な資格などは特に必要なく、ゴルフ技術は関係ありません。

ただし、15キロ以上あるキャディバッグを担ぎながら18ホールを歩いて回る体力が必要です。

また、トーナメントコースの分析力や選手への細やかな気遣いも求められます。

紹介からプロキャディになるケースが多く、知名度としては低めの職種。

2019年に日本プロキャディ協会が設立され、現在は間口が広がっています。

収入は1試合平均10万ほどの基本給と、選手の成績で出来高による加算。

選手の活躍や大会規模により、収入にバラツキがあり、安定収入は難しい職業です。

ハウスキャディ

ゴルフ場と契約を結んで仕事をするキャディをハウスキャディと呼びます。

初めてゴルフ場を利用するプレーヤーに、コースの特徴や攻略方法などを説明したり、楽しくプレーできるようなサポート的ポジション。

雇用はゴルフ場の社員で働く月給制、ラウンドに応じた日給制（雨手当や重量手当などの加算あり）のパターンがあります。

一般的な想定年収は、200〜300万ほど。

ルールや用具名などの知識が必要で、ゴルフ経験者が多い傾向です。

プロゴルファーからコースを熟知するハウスキャディを指名されるケースも。

ゴルフ場の公式ホームページや、求人サイト、ハローワークなどで求人が出ています。

ゴルフ用品メーカー勤務

ドライバー、シャフト、ボールなどのゴルフ用品の製品開発を行う会社です。

材料の開発から、商品開発、製造、品質管理などの製品に関することから、営業や事務など職種は様々。

ゴルフプレイヤーが使う製品を、自らの手で世に送り出すやりがいのある仕事です。

製品開発など、専門知識が必要なものから、取引先を探す営業職やバックオフィス業務の事務まで職種は様々。

営業や事務職なら、今までの経験を元にして転職することが可能です。

社員募集が多いですが、事務業務は派遣スタッフが担っている場合も。

会社ホームページのほか、転職サイトなどでも求人が確認できますよ。

ゴルフ用品の商社勤務

ゴルフに関連する商品を専門に扱い、販売を行う会社です。

主に営業職、事務職、バックオフィス業務（経理・総務）などの仕事があります。

一口にゴルフ用品といっても、実に様々で標示板、キャディの制服、カートのシートカバーなど商品は様々。

営業の場合、顧客との信頼関係なども求められ、コミュニケーション能力が重視されることも。

事務職やバックオフィス業務は、正確かつ丁寧さが求められます。

営業、事務ともに未経験からスタートできる会社もありますよ。

社員募集は公式ホームページのほか、求人サイトなどで確認できます。

事務職は派遣スタッフが担当しているケースもあり、派遣会社経由で探すと見つかる場合も。

ゴルフ練習場のフロント受付

ゴルフ練習場に来たお客様の受付業務を行う仕事です。

受付終了後、打席へ案内、機械の操作などを説明をします。

他にボールの準備や、予約の電話対応業務などメイン。

主にパートやアルバイトで募集が多い職種です。

ゴルフに関する専門知識やスキルがなくても、働きながら覚えていけばOK。

スクールを併設していると、忙しい時もありますが、ゴルフ練習場のみの施設は暇な時間があるほど。

落ち着いて仕事に取り組め、忙しい環境が苦手な方でも働きやすいですよ。

人と接することが好き、ゴルフが好きな方は楽しみながら働けます。

ゴルフ練習場の経営

打ちっぱなし、とも呼ばれるゴルフ練習場。

フランチャイズ運営をしている会社、個人経営の会社などがあります。

最近では屋内（インドア）タイプの練習場も増えています。

インドア練習場は、フランチャイズ化されているブランドもあり、開業のハードルも比較的低め。

屋外のゴルフ練習場は、初期費用やランニングコストがかかり、経営の初心者では黒字化が難しい言われています。

複数の事業のひとつとして屋外の練習場を運営しているケースが多いのは、こういった背景があるからでしょう。

ゴルフ場の運営会社（管理部門）

ゴルフ場はゴルフをする上で必要不可欠ですよね。

そんなゴルフ場を運営する会社の管理部門でのお仕事です。

ゴルフに関する技術などは必要なく、経理や総務をはじめとしたバックオフィス業務が中心になるので、事務スキルを活かして活躍できますよ。

大手ゴルフ場の運営会社なら、世界のトッププレイヤーが集まるトーナメントの開催に関わるチャンスも。

ゴルフ業界の発展につながる、そんな仕事をしたい方にぴったり。

求人サイト、公式ホームページなどから求人が確認できます。

ゴルフ場のコース管理

ゴルフ場のコースを管理するお仕事です。

ゴルフ場の直営の場合のほか、施設管理やメンテナンス会社が請け負っているケースも。

芝生の育成、維持管理。樹木などを含めてコース内すべての整備を行います。

業務はグリーンやラフの芝生の刈込み、施肥、薬剤散布、除草、樹木剪定など。

会社により、業務にともなう事務作業などが一部ある場合も。

夏は汗だく、冬は寒さに耐えながら屋外で業務にあたります。

ゴルフの命ともいえるコースを自分の手でメンテナンスでき、施設の価値を左右するやりがいを感じられますよ。

ゴルフの予約代行会社

ゴルフ情報の予約手配を代行する仕事です。

WEBサイトや電話で代行会社にゴルフ場利用の申込みをすると、かわりに予約手配を行ってくれるサービス。

コンペや貸し切りなど、内容は様々です。

新規の提携先ゴルフ場を開拓したり、既存の取引先には企画やフォローなどを行います。

最近ではWEBのゴルフ予約サービスも増えてきており、エンジニアなどの募集がある場合も。

ゴルフ場とプレイヤーを結ぶ仕事として、やりがいをもって取り組むことができますよ。

社員募集が多く、公式ホームページの採用ページでの募集を中心に、求人サイトやエンジニア向けの転職エージェントなどから求人を確認できますよ。

ゴルフ場・練習場のレストラン調理スタッフ

ゴルフ場や練習場に併設されたレストランの調理のお仕事です。

最近では食事に力をいれるゴルフ場も増えており、食事だけを楽しみにくる方もいるほど人気のあるレストランも。

調理未経験でも、補助などからスタートして社員登用を目指すことも可能です。

もちろん、経験がある方は即戦力として活躍することもできますよ。

おいしい料理をふるまって、プレイヤーの英気を養うことにつながるやりがいがあります。

アルバイト、パートの募集は調理補助が多いですが、正社員の募集も求人サイトで出ているので要チェックです。

ゴルフ場・練習場のレストランホールスタッフ

ゴルフ場や練習場に併設されたレストランのホール業務のお仕事です。

レストランで配膳や接客などを担当します。

ゴルフ好きのお客様が多いので、会話が盛り上がるかも。

主にアルバイトやパート求人が多く、正社員での募集は少なめ。

アルバイトなどから社員登用されるケースもあるので、社員を目指したい方は登用制度の有無を要チェック。

ホールのみ派遣スタッフ、というレストランもありますので派遣会社へ登録して探すのもアリですよ。

気になるレストランがある場合、公式サイトや求人サイトなどで求人が出ていないか確認してみましょう。

ゴルフ会員権の売買サポート

中小企業の経営者、役員クラスのお客様を対象にゴルフコース会員権の売買を行う仕事です。

お客様にあわせたコース提案を行い、ゴルフライフの充実を図ります。

また、会員権を手放したいお客様の対応も行います。

ハイクラス層を対象としたサービスのため、高い営業スキルが求められますが、未経験からスタートしている人も多い業種です。

接客や営業経験があると、転職の際にアピールポイントになるかもしれません。

経験、資格などは不要で、ゴルフ業界で働いてみたい！という方にもおすすめです。

働きながらスキルを身につけることができますよ。

公式ホームページの採用ページ、求人サイト、転職エージェントなどから求人が確認できます。

ゴルフブランド専門のアパレルショップ

主にウェアになりますが、ゴルフブランド専門のアパレルショップでのお仕事です。

商品の品出しや、レイアウト、お客様対応、レジなどが主な業務。

人気ブランドの最新アイテムなどを、いち早く知ることができますよ。

未経験からでも人と接することが好きなら、楽しみながら仕事に取り組めます。

ゴルフが好きなお客様が多いので、共通の話題で盛り上がることがあるかもしれません。

アパレル専門の求人サイト、公式ホームページ、転職エージェントなど、様々な媒体で募集が出ています。

アルバイトから社員登用されるケースもあります。

ゴルフショップのスタッフ

ゴルフ用品を専門に扱うショップでのお仕事です。

商品の仕入れ、接客、レジ対応など、販売に関する一連の業務を行います。

アルバイトからスターとして店長になり、店舗統括マネージャーや本社勤務などのステップアップが可能です。

数多くあるゴルフの商品、知識は働きながら覚えていけば大丈夫。

店長になると、マネジメントスキルも身につけることが可能です。

好きなゴルフブランドなどがあると、テンションがあがるかもしれませんね。

接客、販売経験があると転職の際にアピールできるポイントになりますが、未経験スタートしている方も多い業種です。

ショップのホームページ、求人サイト、転職エージェントなどから求人が確認できますよ。

総合スポーツショップのスタッフ

ゴルフ用品のほかにも、トータルでスポーツ用品を扱うショップのお仕事です。

アルバイト、パートでの募集もあります。

店頭での接客やレジ業務、商品の品出しなどの接客販売がメインになります。

社員になると店長やマネージャーとして店舗マネジメントに関わることもできます。

また、本部で商品バイヤーとして活躍する道も。

ゴルフ専門でないため、興味のないスポーツ用品の担当になる可能性もありますが、幅広い知識やスキルが身につきます。

大手スポーツショップはオリジナルブランドなどを展開しているケースもあり、自分の考えた商品が世の中に出るかも。

アルバイトなどから社員登用を目指すほか、転職サイトなどでも比較的求人がでていることが多いお仕事です。

ゴルフ工房

ゴルファーの道具を調整するクラフトマンとして、工房を構えて仕事をします。

シャフト交換やグリップ交換、バランス調整やヘッド研磨など、お客様の体格や年齢、技量に合わせて道具をチューニングします。

プロプレーヤーをはじめ、日本アマチュア、ミッドアマチュアなど、工房によって客層は様々です。

技術力が求められる仕事のため、大手ゴルフ専門店やメーカーなどで技術や経験を積んでから独立する方がほとんど。

工房のクラフトマンとして雇用されるケースもありますが、多くは独立した方が営んでいます。

独立する場合、店舗運営や経営などのスキルも必要になります。

中学校・高等学校のゴルフ部の顧問・コーチ

全国にはゴルフ部のある中学、高校があります。

主に私立の学校になりますが、部活動の顧問やコーチとして学生にゴルフを指導します。

顧問は学校の教員が受けちますが、技術指導などは外部コーチに任せる学校も。

学校教員の場合、授業やクラス指導なども担当する必要があるので、ゴルフ以外の業務も多く発生します。

私立学校の場合、学校を運営する学校法人に雇われ、月給制で比較的安定した収入を得ることができます。

コーチはレッスンの時間や大会手当での収入のため、やや不安定な傾向に。

学校教員はハローワークや、求人サイトなどから募集を確認できますよ。

ゴルフ連盟の事務局

全国各地にあるゴルフ連盟の事務局での仕事です。

各県などで開催されるトーナメントの主催、イベントの案内や運営、各種事務業務などがあります。

主に事務仕事がメインとなるため、特にゴルフの技術力などは必要ありません。

事務の経験やスキルがあれば即戦力として活躍できるでしょう。

あまり求人が出ていないので、ゴルフ連盟で働きたい方は求人サイトなどをマメにチェックしておくといいかもしれません。

公益財団法人日本ゴルフ協会

日本のアマチュアゴルフを統括している財団法人です。

ゴルフの大会などに関する一般事務をはじめ、トーナメントの準備や運営などの仕事があります。

大会の事前準備（大会の告知、参加者の募集業務、大会当日のタイムスケジュール作成やチェックなど）から、当日の運営（参加受付の手続き、付随する業務など）まで。

大会が滞りなく終わるように、縁の下の力持ちとして大会を支えます。

ほかに、総務や経理などのバックオフィス業務なども。

日本のゴルフ業界発展につながる、やりがいのある仕事です。

技術や特别なスキルは必要ないため、ゴルフが好きならやりがいを持って仕事に取り組めるでしょう。

ゴルフ解説者

中継をより楽しめるように解説をするゴルフ解説者のお仕事。

選手の心情や感情、プレイ内容をはじめ、トーナメントの特徴など中継を盛り上げる大事な役割を担っています。

実況の場合は、競技の状況をリアルタイムで伝える必要があり、臨機応変な対応が求められることも。

人気のゴルフ解説者は第一線で活躍した方が多く、アマチュアのプレー経験のみはレアケースです。

専門的な知識はもちろん、選手の心理状況なども理解する必要があるため、元選手が解説者になるケースがほとんど。

未経験からゴルフ解説者になるのは、非常に難しいといえるでしょう。

テレビ局のスポーツ報道局

テレビ局にあるスポーツ部やスポーツ報道部での仕事です。

プロや地元で頑張っている将来のゴルファーを取材、編集して番組で放送します。

テレビ局によってはゴルフ中継などもあるので、トーナメントの様子を自分の手で世の中に送り出すやりがいも。

スポーツといっても幅広いので、別の競技担当になる可能性もあります。

テレビを通じて、ゴルフやスポーツ業界を盛り上げたい方におすすめです。

中途採用の場合、求人サイトや転職エージェントでテレビ局からの募集が出ていますよ。

スポーツマネジメント

スポーツを通じてのマーケティング事業を行いブランド力を高める活動や、プレイヤーのマネジメントなどを行います。

関連したコンテンツの開発・企画をはじめ、立案や営業活動など。

ほかにプレイヤーをサポートするマネジメント業務も。

ゴルフ業界の発展に貢献できる、とてもやりがいのある仕事です。

専門性は高い仕事ですが、スポーツ業界を盛り上げる伸びしろのある職種。

スポーツが好きなことはもちろん、マネジメント能力やコミュニケーション能力なども求められます。

スポーツマネジメント、スポーツビジネスなどのコースがある専門的学校もあり、そこから基礎知識を身につけて就職する方も。

公式ホームページ、求人サイトなどで求人情報を確認できますよ。

スポーツアナリスト

競技領域でのデータ分析の仕事です。

競技現場において、データ収集や解析を行い、選手をサポートするまさに分析のスペシャリスト。

映像や記録などから分析したデータをコーチと共有して、戦略的に勝ちに行くための作戦をたてます。

ここ10年ほどにできた新しい職種ということもあり、じわじわと人気が出ている職業。

根気強く情報収集、管理する能力、集めた情報を的確に分析する力が求められます。

スポーツアナリストになるために資格や免許はありません。

ただし、MOSやデータサイエンティスト検定などの資格があると知識・技術の証明になるので取得がおすすめ。

スポーツアナリストへの道は大きくプロチームへの所属、スポーツデータ企業に入社の2パターン。

スポーツデータ企業は中途採用での募集が出るケースもあり、求人サイトや転職エージェントを活用すると求人が見つかるかもしれません。

スポーツメンタルトレーナー

プレーヤーに寄り添い、メンタル面からサポートする仕事です。

心理学、脳科学などに関する専門的知識をはじめ、カウンセリングの技術も必須。

独学でトレーナーになるのは難しく、団体が発行している資格取得などを通じてスキルや資格を身につけていきます。

日本スポーツ心理学会、JTA（日本トレーニング協会）のホームページを一度見てみるのがおすすめ。

相手に寄り添い、内面を理解して悩みを解決するお手伝いをするという特性から、顧客との信頼関係がとても重要。

守秘義務がなくとも、口が固く秘密を厳守する必要があります。

フリーランス、兼業トレーナーとして働く方が多い傾向の職種。

活動を通じて、人脈を広げ実績を積んでいくことで仕事に繋がっていくので、未経験からいきなり専業で活動は非常に難しいでしょう。

スポーツカメラマン

ゴルフの試合、イベントなどを中心にプロゴルファーの撮影業務がメインとなります。

事前に撮影対象となる選手の情報などをリサーチ、より良い撮影ができるうように事前準備を行います。

撮影日には、早めの現地入りで撮影の場所を確保したり、被写体となるプロゴルファーの確認、使用機材を入念にチェック。

撮影が完了したら、データを取引先の会社や所属会社へ送ります。

制作プロダクション、新聞社、テレビ局の会社員のほか、フリーランスで活動する人も。

会社員として経験値や知名度を磨いてから、フリーランスとして独立する方が多い職業です。

中途採用などで募集が出ているので、求人サイトや会社ホームページをチェックするのがおすすめです。

ゴルフ雑誌（メディア）のライター・編集

ゴルフの雑誌やWEBメディアで記事を執筆したり、編集するお仕事です。

編集社やWEBメディアの会社で、社員やアルバイトで働く方が多め。

ライターや編集の経験がなくても、未経験スタートできる会社も多くあります。

また、最近ではライター業務などを外部委託している会社もあり、フリーランスライターとして活動することも可能です。

ライター経験を積んで、編集やディレクションの仕事などへステップアップも。

ゴルフが好きで、文章を書くのが好きな方や、情報発信に興味がある方などに向いている仕事といえます。

クラウドワークのマッチングサイト、求人サイトなどから求人が確認できますよ。

スポーツ管理栄養士

スポーツ栄養士（スポーツ管理栄養士）は、食事に関する指導や栄養面をサポートするプロスポーツの縁の下の力持ち。

食事、栄養は良いパフォーマンスをあげるための大事な要素。

身体づくりの基本となる食事に関わる部分なので、やりがいも十分。

栄養に関する知識はもちろん、競技についての理解や選手の状態に合わせたサポートが求められるので、多岐にわたる能力が必要です。

管理栄養士の資格を取得したのち、公認スポーツ栄養士の資格試験を受けて認定を受けます。

スポーツ団体などに所属して活動するほか、フリーランスでプロプレイヤーチームに所属して働く方もいます。

資格必須の職業のため、専門の求人媒体などで募集が出るケースも多く、複数の求人サイトをチェックするのがおすすめです。

イベント企画会社

ゴルフイベントを企画する会社です。

イベントに関する準備・運営などをまとめて対応します。

普段知ることがない、ゴルフコンペの裏側を知ることができますよ。

会場手配から、窓口・受付の設置、盛り上がる企画の立案、商品やお土産手配など。

ゴルフ以外の幅広い知識などが求められます。

イベントを通じて、参加した方が喜んでくれるような時間や空間づくりに参画でき、やりがいを感じることができますよ。

未経験からスタートしている方もいるので、ゴルフが好きでイベントに興味がある方に向いています。

ゴルフコンペなどを専門にしている企画会社、ほかのイベントも企画する会社など規模は様々。

求人サイトなどで募集がでているので、イベント企画会社などでチェックすると見つかりますよ。

芝刈り機メーカー

ゴルフ場に欠かせない芝刈り機。

快適なゴルフプレーができるように、環境整備をする機材はとても大事なもの。

芝刈り機の製品開発から、商品販路の拡大、メンテナンスなど幅広く業務を行います。

ゴルフ場と深く関わる仕事なので、プレーだけでは知ることができない施設の裏側を知ることができるかもしれません。

大手芝刈り機メーカーは100年を超える歴史ある会社も。

海外と取引のある会社もあるので、グローバルな活躍を目指すことができますよ。

公式ホームページの採用ページをはじめ、新卒・転職サイトなどから求人が確認できます。

物流会社

ゴルフ用品を扱う物流会社での仕事です。

在庫管理や発送手配、返品交換手続きなど、事務業務。

ほかに商品のピッキングや検品など、発送に関する軽作業があります。

どちらも社員募集は少ない傾向で、派遣社員での求人がメイン。

有名メーカーの商品を扱うことも多く、ゴルフ用品に囲まれて仕事ができますよ。

ゴルフ用品以外のものを扱っている物流倉庫もあり、希望する商品担当になれないケースも。

派遣社員の場合、事前に扱う商品を教えてくれる場合もあります。

金属加工会社

ゴルフクラブなどに使われる素材を扱う会社です。

シャフト専門に金属開発をする会社もあり、素材から関われるレアな仕事。

モノづくりが好き、ゴルフが好きな方にはたまらない仕事です。

使っているゴルフクラブのシャフトも、もしかしたら金属加工会社のものかもしれません。

転職の場合、経験者が優遇される傾向にありますが未経験者OKの求人も。

加工などの経験がない場合でも、バックオフィス業務で求人が出ているケースもあります。

公式ホームページや、求人サイトで情報をチェックして見てくださいね。

ゴルフ業界に就職・転職する方法6選

ここでは、ゴルフ業界に就職・転職する方法を６つ紹介しています。

• 公募求人
• 求人サイト
• 人材エージェント
• SNSを活用
• 人脈を活用
• 直接問い合わせ
• メーカー、キャディなど転職、就職する方法

順番に見ていきましょう。

公募求人

現代の多くの企業は自社のホームページで採用情報を公開しています。

求人、転職サービスに注目しがちですが、実は公式サイトで応募している場合もあります。

気になる会社を見つけたら、ウェブサイトに求人情報が掲載されていないか確認してみましょう。

時期によっては、求人情報が出ていない場合があるので、ブックマークに登録し定期的に確認しましょう。

ただ、やみくもに気になる会社ばかりをブックマークをすると、情報で溢れかえります。

綺麗に整理してブックマーク欄のフォルダや、グループタブを上手く使いながら効率よく求人情報を集めるのがおすすめです。

自分の希望する企業のウェブサイトを定期的にチェックし、求人情報を確認することが就職・転職活動の第一歩となります。

求人サイトを活用

効率的にゴルフに関する就職・転職したいのであれば、求人サイトに登録しておくと便利です。

求人サイトは、自分の希望する条件に応じて企業のフィルターをかけることができます。

したがって、効率よく自分の希望に沿った会社を見つけられますよ。

上記を踏まえると、就活・転職の際、最低でも1つ以上のサービスに登録しておくのがおすすめ。

ただ、求人サイトも多く、悩むかもしれません。

情報が増えすぎても困るため、ここではゴルフに関する求人が豊富な求人サイトを抜粋して集めました。

迷った場合は、下の求人サイトに登録するのがおすすめです。

人材エージェントに登録

ゴルフ業界への転職を考えている人に、人材エージェントへの登録も欠かせません。

ゴルフ業界を含めたスポーツ業界は横のつながりが強く、個人でコネクションを取って面接まで漕ぎ着けるのは大変。

その反面、スポーツ向け人材エージェントは転職者の希望に沿った仕事の斡旋をしてもらえます。

なおかつ、希望者の実現したいことや目的に合わせて適切な求人情報を提供。

かなり転職活動の負担が軽減されるはずです。

また、求人企業とのやり取り、交渉を代理人で行うこともあるため、プライベートの時間も取りながら転職活動を行うことができます。

ゴルフやスポーツ業界に特化した人材エージェントを以下で集めました。

自分が管理できる範囲内で、１社ずつ登録し転職活動を有利に進めましょう。

SNSを有効利用

今のご時世、SNSを積極的に活用したゴルフ業界への就職・転職事例も増えてきています。

というのも、広告費をかけずに会社が求人を出そうと思った場合、SNSを用いることが多いからです。

特に、「ゴルフ場」や「スポーツメーカー」など日頃からSNSを用いてマーケティング戦略を行っている会社は真っ先にSNSで求人情報を公表します。

横のつながりの強いゴルフ業界において、早く求人情報を見つけ企業にアプローチできるかどうかも就職、転職の命運を分けます。

強い横のつながりがあり、求人情報を出しても身内だけで補填してしまうことがザラにあるからです。

したがって、求人サイトや人材エージェントに登録して満足するのではなく、気になる会社を見つけたら定期的にSNSをチェックして求人情報が公表されていないか気にする習慣を身につけましょう。

人脈をフル活用

確実にゴルフを仕事にしたい人は、人脈をフル活用することもおすすめ。

これまでの内容でも触れていますが、ゴルフ業界は横のつながりがかなり強い業界です。

そのため、実際に働いている人から紹介してもらうのも就職、転職先の内定につながります。

「ゴルフ業界で働いている人と人脈を作る方法を知りたい！」という人は、SNSを利用するのがおすすめです。

もしくは、実際にゴルフ場のイベントなどに通ってみるのもいいでしょう。

SNSや直接コミュニケーションを取るのが苦手な人は、ラウンドを一緒に回ってくれる友達を作るところから始めてみるのもいいかも知れません。

直接問い合わせ

ホームページやSNS、求人サイトに人材エージェント。

そんな場合は、企業に直接電話やメールで問い合わせてみましょう。

断られたり、そもそも求人がない場合もありますが、実は求人を募集しているケースがあります。

ゴルフ業界をはじめとするスポーツ業界は即戦力となる人材の確保を最優先としており、社員の人脈を介して人材獲得を模索している企業もあるからです。

自分の希望する企業の求人にどうしても辿り着けない場合、思い切って直接問い合わせてみるのも大切です。

ゴルフ業界の年収一覧

ゴルフ業界への就職・転職を考えるうえで、仕事の年収は重要なファクターの一つです。

しかし、いくら自分のやりたい仕事でも、給料が低い場合、転職・就職に失敗したと後悔してしまいます。

自分の人生の理想と照らし合わせ、どういったゴルフ関連の仕事に就職・転職を考えられるのか一緒に検討していきましょう。

• プロゴルフ選手
• キャディ
• ゴルフ用品店スタッフ
• ゴルフ場スタッフ
• ゴルフメーカー職員
• ゴルフ練習場スタッフ

プロゴルファー（選手）

ゴルフ業界で一番花形の職業になります。

プロ資格を持っているゴルファーは、日本国内で約5000人程度います。

その中でも、ツアー賞金を獲得するプロゴルファーとレッスンを中心として給料を獲得しているプロゴルファーがいます。

ツアーがメインのプロゴルファーの場合、平均して男子約1200万円、女子約1400万円もらっているようです。（※ 2019年の賞金ランキングより抜粋）

レッスンを中心としたティーチングプロの場合、月収20万円以下になることもあり、ツアープロと比較すると大きく稼げるわけではありません。

ただ、ツアープロでも賞金から遠征費や税金等を引くとプロゴルファーの年収の平均は、240〜800万程度に収まる人が多いようです。

ゴルフメーカー

ゴルフ用品の開発・販売を行うゴルフメーカーの年収ですが、平均して350〜700万円程度と言われています。（※ 年収マスターより抜粋）

サラリーマンと同じ区分ですので、他のゴルフ関連の仕事と比較すると安定したお仕事だと言えます。

ゴルフ工房

ゴルフ工房は、ゴルフクラブの製造や修理をするお仕事ですが、平均年収は約300万円程度と日本人の平均収入よりも低めのようです。

ただ、実績を積んで独立開業をすることで、平均年収以上の収入を得る人も中にはいます。

実力差で年収が分かれる職業であるため、ゴルフ工房への就職・転職を考えている人は並大抵でない覚悟が必要です。

キャディ

キャディの仕事は、お客さんのゴルフ場でのプレイをサポートすることです。

キャディの仕事の平均年収は約340万円と言われています。

月給で換算すると28万円、初任給は19万円程度が相場のようで、アルバイト・パートや派遣社員では平均時給がそれぞれ992円、1,250円となっています。

ゴルフメーカー

ゴルフメーカーの仕事は、ゴルフクラブやバッグ、シューズなどのゴルフ用品の製造・販売に関する業務を行うことです。

ゴルフメーカーの平均年収は350万〜700万円で、日本の平均年収と変わりません。

基本的にサラリーマン扱いで、ほかのゴルフ関連の仕事と比べると安定しています。

ゴルフ業界に就職・転職するデメリット

ここでは、ゴルフ業界に就職・転職するデメリットについて解説しています。

ゴルフを仕事にする上で、年収の妥協ラインを探すことも大切ですが、ゴルフ業界のデメリットを把握することも重要です。

早速、ゴルフ業界の3つのデメリットを確認していきましょう。

気疲れする

ゴルフ関連の仕事のほとんどは接客業です。

そのため、頻繁ではないにしろクレーム対応やトラブル対応に応じる必要が出てきます。

メンバーシップ制のゴルフ場に勤める場合は、登録されているメンバー、地域との付き合いなどにも顔を出さなければなりません。

性格的に合わないような人とも、表面上は円滑にコミュニケーションを取らなければいけないため、中には気疲れしてしまうような人もいます。

ただし、どの仕事でも人間関係の難しさはあるのかもしれません。

休みが取りづらい

ゴルフは基本的にプレー時間が不定期です。

※職種による。

ゴルフ場の場合、朝6時くらいからの早朝プレーやお昼頃からプレーを始めたりなど、日によって時間が変わってくるため、休みを取りづらいデメリットがあります。

加えて、土日出勤の日が多いところも問題として挙げられています。

市場の先行きが不透明

ゴルフ業界の一番大きな問題点は、人を集めることができても、いつ倒産するか分かりません。

直近の例としては、香川県の「高松グランドカントリークラブ」が有名です。

年間約6万人弱の来場者があったものの、新型コロナウイルスなどの煽りを受け民事再生手続きを目指してます。

加えて、2025年には団塊の世代が70歳を超え、プレーヤー自体の人口が減ることも予想されています。

そういった不透明要素を含めて、ゴルフを仕事にしたい人は市場の先行きを予想する必要があります。

ゴルフ業界に就職・転職するメリット

これまで、ゴルフ業界への就職・転職のデメリットを紹介しました。

ただ、そんなゴルフ業界でも就職・転職する大きなメリットがいくつか存在します。

詳しく解説していきます。

サービス業の仕事を網羅できる

ゴルフの本髄は「おもてなし」にあります。

特にゴルフ場においては、接客、料理、運動など様々な面からお客様をサポートする体験・仕事を行うことができます。

接客業をやりたい人ならフロントやキャディを、料理人を目指している人ならレストランの厨房スタッフを、体を動かす仕事をしたい人ならキャディとコース管理を。

利用者の要望に沿って、仕事内容が割り振られ、サービス業全般の仕事を体験することができます。

接客業を仕事にしたい人は、ゴルフ場にサービス業の全てが詰まっています。

小規模のゴルフ場であれば、他のスポーツにはない魅力のある職場と言えそうです。

ゴルフ環境が整う

ゴルフ好きであれば、ゴルフ環境が整うことのメリットは計り知れないはずです。

ゴルフ場によりますが、勤務後にコース管理の名目で無料でハーフコースを回ったり、ゴルフ場に所属するプロがいれば新入社員にゴルフを教えてくれたりしている所もあるようです。

ゴルフ場に限らず、ゴルフメーカーの場合でも接待でゴルフに行く機会が増えます。

日頃のストレスをゴルフで発散できる環境が整っているため、ゴルフをやりたい、やっている人にとっては魅力的なお仕事なはずです。

有名選手と関わる機会が増える

ゴルフ場やゴルフメーカー、ゴルフ工房などゴルフを仕事にするメリットは、有名選手と接する機会が他のスポーツよりも多い点が挙げられます。

ゴルフ場と契約しているプロゴルファーも多いため、ゴルフ場に勤務する際は自ずと接する機会が増えます。

また、ゴルフ場勤務の場合、従業員への待遇が良いためプロゴルファーに直接教えてもらえることもあります。

コミュニケーション能力の向上

ゴルフは接待業であるため、ゴルフを仕事とすることでコミュニケーション能力が向上するメリットもあります。

キャディなど相手と接する機会の多いお仕事の場合、世間話が弾み、プライベートでも遊びに誘われるほど仲良くなれたという人もいます。

また、ゴルフのほとんどの仕事は接客業であるため必然的にコミュニケーション能力があがりやすい環境が整えられています。

人脈作りに最適

ゴルフを仕事にすることで、後々の人脈作りに大きく役立ったという声もあります。

ゴルフをやっている年齢層は中高齢者層でかつ、会社内でもある程度の地位にいるが多いため、気に入られた場合、第二の転職先候補として紹介されることも。

転職だけに限らず、様々な職種、業種の人が１か所に集まりやすいスポーツでもあるため自分の悩みの解決に一役買うこともあります。

【まとめ】ゴルフ業界に就職・転職する方法6選・メリット・デメリットは？

ゴルフ関連の仕事のデメリット、メリットを通して「ゴルフ業界へ就職、転職したい！」と想いを強くした人も多いかと思います。

そんな方向けにおすすめの求人サービス、転職サービスをまとめました。

各々の特徴も簡単に紹介しているので、参考にしながらゴルフ業界への就職・転職の第一歩を歩み始めましょう。