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球団職員になる方法/年収と仕事内容

球団職員になる方法/年収と仕事内容

この記事では、球団職員になる方法、年収、仕事内容をまとめています。

プロ野球の各球団職員になる方法を知りたい方は、チェックしてみてください。

球団職員になる方法

球団職員になる方法は、主に以下の3つです

  • 球団公式サイトで募集
  • 転職エージェント
  • SNSで募集
  • 新卒採用

詳しく解説します。

球団公式サイトで募集

球団職員を目指すなら、まずは球団公式サイトを確認することが重要です。

公式サイトでは、職員やアルバイトの募集情報が掲載されていることがありますので、定期的にチェックする習慣をつけましょう。

さらに、応募登録型のシステムがある場合も少なくありません。

現在求人がなくても、将来的に求人が発生した際に登録者の中から優先的に選考されることもあります。

特定の球団に入りたいと強く思っているなら、事前の応募登録をしておくことをお勧めします。

また、公式サイトで募集を行っていない場合でも、ブックマークをして定期的に採用情報が更新されていないか確認しておくと良いでしょう。

SNSをチェック

SNSを活用して求人情報を見つける方法も存在します。

多くの球団は公式アカウントを運営しており、さまざまな情報を発信しています。

最近では、新しい求人情報をいち早くSNSで公開する企業も増えてきました。

時には人材サイトよりも早く情報が掲載されることもあるため、定期的に確認しておくと良いでしょう。


フォローしておけば、求人情報が通知されるため、公式サイトのブックマークとあわせてフォローしておくことをおすすめします。

ただし、求人情報を見つけたとしても、直接企業に連絡を取るのは避けましょう。

過去の投稿内容などが採用担当者に影響を与える可能性があります。

応募方法については、必ずURLやコンタクトフォームを確認して、正しい手順で応募を進めてください。

転職エージェントを利用

転職活動を進める際に、相談に乗ってくれる転職エージェントも存在します。

キャリアの方向性や疑問点、自分に合った求人について話し合いながら、転職を進めることが可能です。

野球やスポーツ関連の非公開求人も多く存在しています

こういったエージェントに登録して、転職サポートを受けながら転職を目指す方法もあります。

無料で登録できるので、興味のある方はぜひ確認してみてください。

おすすめ転職サイト・エージェント

リクルートエージェント
スポーツ関連の非公開求人が豊富。また専任のエージェントが転職・就職をサポート。全て無料で利用可能。

アスリートエージェント
スポーツ経験者向け求人、未経験でも就職可能なスポーツ求人が豊富。スポーツ系企業で働いていた人に相談しながら就職・転職活動を行えます。全て無料で利用可能。

DODA
こちらも大手転職サイト。豊富な求人でスポーツ関連の求人もあります。上記と合わせて登録することで転職・就職の幅が広がります。

関連記事
スポーツ系おすすめ転職エージェント12選・アスリートは利用すべき!

新卒採用

ネットやSNSを調べましたが、一部球団は新卒採用を実施しています。

採用条件は、一般的な新卒採用と変わりません。

ただし、人気の職種と言えるため狭き門と言えるでしょう。

こちらも、球団公式サイトをこまめにチェックしておきましょう。

楽天公式サイト

球団職員の年収

プロ野球の球団職員の給与や年収は、一般的な会社員とほぼ同じ水準であると言われています。

例えば、ある球団では、総務担当の正社員の基本給が月に18万円から25万円、手当てが3万円から7万円、年に一度の賞与が20万円から47万円程度で、初年度の年収はおおよそ400万円から630万円でした。

また、別の球団では、総合職の正社員の月給が26万円で、賞与は年に2回、個人の業績に応じて支給されると記載されています。

他の球団の採用情報によると、正社員の月給は22万円から49万円、初年度の年収は380万円から830万円と示されているところもあります。

全体的に見ると、新卒の正社員の月給は約26万円、年収は370万円前後となります。

どの球団に就職するかや、どの職種を選ぶかによって年収に差が出るため、事前に採用サイトで詳しく確認することをお勧めします。

雇用形態もバラバラ

雇用形態も球団、職種によってバラバラです。

例えば、西武ライオンズでは原則契約社員として採用され、その後正社員として登用されます。

福利厚生などは充実していますが、採用形態や待遇などは球団により異なります。

西武ライオンズ公式サイト

球団職員の仕事内容

一言で球団職員と言っても多くの仕事が存在します。

以下にさまざまな球団職員をまとめてみました。

ゼネラルマネージャー

球団の総合職(ゼネラルマネージャー)は、チーム全体を統括し、戦略的な決定を下す最高責任者です。

彼らは球団全体を見渡し、チームの戦略を策定するだけでなく、選手の獲得に向けた契約交渉にも携わります。

ゼネラルマネージャーの重要な役割の一つは、チームを強化する方法に注力することです。

強力なチームを築くために必要な選手の契約交渉やドラフト指名を担当することも、彼らの大切な仕事です。また、選手やコーチとしての経験を持つ人材がこの役職に就くことが多いです。

多くの場合、選手やコーチとしての経験を積んだ後、アシスタントのポジションを経てゼネラルマネージャーの地位に就くというキャリアパスが一般的です。

このようにして、彼らは豊富な知識と経験を活かして球団を成功へと導きます。

営業部門

球団の収入を増やし、持続可能な経営を確保するために、営業部門は多岐にわたる営業活動を展開しています。

例えば、試合のチケット販売を促進したり、ファンクラブへの新規加入を推進し、会員数の増加を図るとともに、グッズの販売やスポンサーシップ契約の調整も担当します。

さらに、営業活動にとどまらず、ファンイベントの企画や、選手が監修したグルメメニューの考案など、マーケティングに近い役割も果たしています。

これにより、ファンとの交流を深めることができ、より魅力的な球団運営を実現します。

こうした企画業務も行うため、営業部門は「企画営業」とも呼ばれることがあります。

営業とマーケティングの両面から球団を支え、ファンの期待に応える取り組みを続けています。

総務部門

球団の総務部は、幅広い庶務業務を担っています。経理業務にも関与しており、資金管理や球団職員および所属選手の給与管理などもその役割の一部です。

球団運営において欠かせない労務管理や施設のメンテナンスなど、数多くの重要な業務が総務部によって支えられているのは事実です。

さらに、事務作業として書類の管理やデータ入力なども行われるため、細かい作業が得意な人にとっては適した部署と言えるでしょう。

広報・PR部門

広報・PR部は、球団の知名度を高めるための広報やPR活動を担当します。

広報やPRの方法は多岐にわたり、ウェブサイトやSNSの運営に加え、メディアやイベントでの露出も調整します。

球団の魅力を多くの人に伝え、ファンを獲得するためには、イメージ戦略だけでなく、ファンとのコミュニケーションも重要です。

中途採用で広報・PR部を目指す場合、広告代理店やマーケティング会社での経験が役立ちます。

メディアとの調整能力や創造的な企画を考える実務経験は、球団の広報やPR活動においても非常に有用なスキルです。

スカウト部門

スカウティング部門は、新たな才能を発掘し、将来有望な選手候補を見定める重要な任務を担っています。将来のスター選手を見つけるためには、日々の情報収集が欠かせません。

各地を訪れながら、優れた大学や海外から有望な選手を探し出します。そして、最終的には自分の球団に迎え入れるための交渉を行い、チームの強化に寄与することが求められます。

プロ球団のスカウティング部門を目指す際には、まず地域のアマチュアリーグでスカウト経験を積むことが推奨されます。

選手を見極める能力や築いたネットワークは、スカウトとしてのスキルを高めるために大いに役立つでしょう。

アナリスト部門

データアナリスト部門は、試合や選手のパフォーマンスを詳細に分析し、その結果を基に戦略を立案することでチームの戦闘力を向上させる重要な役割を担っています。

単なる数値の解析にとどまらず、試合や練習の映像データも活用し、選手やチームの強みや弱点を見極めて戦術に反映させます。

この部門に所属するアナリストたちは、野球の専門知識を持つプロフェッショナルとして、チームの成功に不可欠な存在です。

トレーナー・医療部門

アスリートの健康とパフォーマンスを支えるトレーナー・医療部門の役割は非常に重要です。彼らは選手の体調管理やケガの予防を担当し、選手たちが最高の状態で競技に臨めるようサポートします。選手にとって、健康管理は競技生活を支える基本的な要素であり、無視できないものです。

ケガを負った選手には、長期的なケアとリハビリのサポートを提供し、ケガのない選手に対しても予防やケアを通じてパフォーマンスの向上を助けます。内部に健康に関する相談相手がいることは、選手たちにとって大きな安心感を与えるでしょう。

トレーナー・医療部門のスタッフを目指すには、スポーツ医療の深い知識が求められます。大学や専門学校でスポーツトレーニングや医療について学ぶことが不可欠です。また、就職を有利にするために、スポーツ医療に関連する資格の取得を目指すことも推奨されます。

まとめ

球団職員は、12球団しかなく限られた人しかなれない職種と言えます。

新規採用情報なども少ないため、球団公式サイトをこまめにチェックしておきましょう。

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